2010年9月12日日曜日

Microsoft,無料でPCやXbox 360のゲームが開発できる

 Microsoftは本日(12月13日),ゲーム開発環境「XNA Game Studio 2.0」(以下XGS2.0)を発表した。 FF11
これまで公開されていたβ版から本日付けで正式版の公開が行われる模様(3:30PM JST現在まだ公開されていない)。今回発表されるのは英語版だが,後日,日本語版も公開される予定だ。
 XNA Game Studioは,WindowsとXbox 360用のゲームを開発するためのライブラリおよびツール群で,無償で提供されているVisual Studio 2005 Express Editionでも使用できるのが特
徴だ(Visual Studio 2008には未対応)。Direct3Dが動く環境さえあれば,無料で3Dゲームの開発ができる。
 今回発表されたXGS2.0では,マルチプレイヤーゲームの作成が可能になった。Xbox LiveやGames for Windows - Liveで用意されているマッチング機能を呼び出すなど,高機能なものとなっている。以前のバージョンで作成したプログラムを,XGS2.0対応にするツー
ルも付属する。

 XNA Game Studioは,すでに多くの教育機関で使用されており,これを受けて2008年1月からは「アカデミック トライアルメンバーシップ制度」が開始される。これは教育目的での使用については,「XNA クリエイターズ クラブ」の利用も無料化するというもので,学生あるいは教職員を対象としたものとなっている。XNA クリエイターズ クラブ rmt
は,XNA使用者のためのコミュニティで,サンプルソースリストなどが提供されるほか,マイクロソフトによるサポートが受けられる。

 XGS2.0の発表と同時に,プログラムコンテスト「Dream-Build-Play 2008」の開催も発表された。このコンテストは前バージョンでも今年行われており,応募作品から選ばれた4タイトルがXbox LIVEアーケードによる販売契約を結
んでいる。
 まず,「Dream-Build-Play 2008」の前哨戦として,12月14日から「Silicon Minds Warm-Up Challenge」の募集が開始される。このコンテストは,マイクロソフトリサーチ,Rare,Lionhead Studiosが共同して行うもので,これらのゲーム開発会社のインターンシップの面接に参加できるというものになっている。
 Lionhead Studios のマネージングディレクタ
ーであるピーター?モリニュー氏は「『Warm-Up Challenge』のテーマである人工知能(AI)は,Lionhead Studios の制作するゲームにとっても非常に重要であり,『Dream-Build-Play 2008』の『Warm-Up Challenge』では,コミュニティからどんなアイデアが生まれるか,非常に楽しみです。私達は常に最高の人材を探しており,『XNA Game
Studio 2.0』は,参加者が自らのスキルを披露する上で最高の場になると考えています」と語っている。

 また,これらのコンテストとは別に,日本独自のXNAプログラムコンテストも開催中なので,興味のある人はXNAデベロッパーセンターを覗いてみよう。

XNA Game Studio 2.0の情
報とダウンロード

http://creators.xna.com/

引用元:セキヘキ(Sekiheki) 情報局