2011年3月23日水曜日

企業倒産:道内489件、バブル後で最少に??09年度 /北海道

 民間信用調査会社の東京商工リサーチ道支社が2日発表した09年度の道内企業倒産状況によると、倒産件数は489件で前年度比34?0%減少し、バブル期以来19年ぶりに500件を下回った。負債総額も前年度比36?8%減の1771億1300万円となり、過去10年間で2番目に低い水準にとどまった。同支社は「世界的な景気悪化に対応した政府の金融
緩和策や、補正予算による公共工事発注増などの効果が表れた」と分析している。
 負債額はマンション分譲?建設の「宮川建設」(札幌市)の123億円が最多。ゴルフ場経営「苫小牧緑化開発」(苫小牧市)の112億5600万円、不動産賃貸の「十勝モーターパーク」の105億円が続くが、100億円以上の大型倒産は前年度よりも2件減少した。原因は tory burch
販売不振など不況型倒産が343件と全体の約7割を占めた。
 月別に見ると、3月の倒産件数は36件で3月としては過去最少となった。9カ月連続で前年同月の件数を下回ったが、今後の見通しについて、同支社は「10年度の公共事業費が過去最大の下げ幅となり、建設業にどう影響するかが注目される。早ければ夏以降に企業倒産が増加に向かう可能性が ルイヴィトン
高い」と指摘している。【鈴木勝一】

4月3日朝刊

【関連ニュース】
自己破産:北海道のタツル総業 故中川氏親子の後援会幹部
企業倒産件数:17%減 負債額も64%減る 2月
企業倒産:2月の件数17%減 負債額64%減る
倉惣茶商店:自己破産申請へ /山梨
有志貴工業所:上越の鉄骨会社、破産手続きへ  LV 財布
負債25億7200万円 /新潟

引用元:エミルクロニクル(Econline) 総合サイト

2011年3月10日木曜日

「Webコンテンツを現実空間に拡張」 セカイカメラのAPI公開

 頓智ドットは3月4日、iPhone向け拡張現実(AR)アプリ「セカイカメラ」のAPI「OpenAir for Publishers」の公開に合わせたイベント「Bootstrap 1.0」を開催した。

 同社の井口尊仁代表は、「拡張現実空間に、初めてオープンなプラットフォームがやってくる記念すべき瞬間」と意気込み、APIの内容と、APIを使ったコンテンツ連携の先行事例を紹介した。

●セカイカメラ、波乱の1日

 イベントの開催日はセカイカメラにとって波乱に富んだ1日だった。新聞に掲載されたiPhoneの広告でセカイカメラが紹介されたかと思えば、App Storeから突如アプリが削除された。Appleの審査基準が変更された模様で、無線LANを活用する一部のアプリが公開できなくなり、クウジットの無線LAN位置測位技術「PlaceEngine」を採用しているセカイカメラもApp Storeから姿を消した。同社は次期バージョン「セカイカメラ v2.2」の近日公開に向け準備を進めており、v2.2を発表するタイミングでApp Storeでの配信を再開させる予定だ。

 無線LAN機能を取り除いても通常のGPS測位で屋外の利用はまかなえるが、エリアやフロアを認識してAR空間を構築する屋内向け商用ソリューションにはPlaceEngineが不可欠で、今回の件の影響は少なくない。イベント当日は「対応はこれから」と同社COOの佐藤僚氏は話していたが、PlaceEngineがAppleの審査をパスできなければ、屋内ソリューションは新しいアプローチを強いられることになりそうだ。

●第1弾のAPIは有償サービス向けに提供 将来的には無償APIの公開も視野に

 今回のイベントで公開されたAPIは、外部サーバにあるWebコンテンツをセカイカメラと連携させ、AR空間にエアタグとして表示できるようにするもの。セカイカメラユーザーからのリクエストと、コンテンツプロバイダーが自社サーバに抱えるコンテンツとをセカイカメラのサーバが中継する仕組みで、「マスターデータをパブリッシャーのサーバ側に配置することで、既存のデータベースや管理ツールをそのまま利用できる。データをキャッシングしてリクエストをコントロールできるので、無駄なアクセスも省ける」(井口氏)。

 このAPIは法人向けの有償サービスとして提供される。APIを使って表示できるエアタグは「オーソライズドタグ」として表示され、アイコンのデザインがカスタマイズ可能で、エアタグの内容が金色のフレームで縁取られる。さらに基本的にはユーザーがエアタグにコメントを残すことができないなど、“企業公式”のエアタグとして通常のエアタグとの差別化が図られている。

 ユーザーはフィルター機能を使ってオーソライズドタグのみを表示させることが可能で、次期バージョンではユーザーの付近にある各社のオーソライズドタグの中から、表示したいオーソライズドタグを任意に選択できるようになるという。こうした公式エアタグを充実させることで、安心で役に立つコンテンツを増やし、セカイカメラの体験性を「底上げ」するのが同社の狙いだ。また、コンテンツの増加と並行し、次期バージョンではアプリの処理速度も改善するなどしてユーザーの不満に応えていく。

 キーワードを入れて検索するといった従来のインターネットとは異なり、セカイカメラでは「現実空間がインターネットの入り口になる」と井口氏は説明する。企業はAPIを使うことで、場所にひも付いたフレッシュな情報をセカイカメラユーザーに訴求できるようになり、ソーシャル機能「セカイライフ」を通じて、Twitterのようにユーザーのつながりを経由した情報の伝搬も見込める。

 店舗や施設など、“場所”と関わりのあるデータを持つ企業は、自前の緯度経度情報や、住所を緯度経度情報に変換したデータを使って、APIによるセカイカメラ上でのコンテンツ配信を比較的簡単に始められるはずだ。COOの佐藤氏は「まず最初に考えたのは、グルメ、不動産、旅行などの情報と相性がいいだろうということ」と振り返る。実際、今回のイベントに合わせて発表された先行事例の数々は、こうした業種のものが多かった(詳細は次ページ)。

 現状ではオーソライズドタグを配信する方法として、GoogleMapsAPIプレミアを使った頓智ドットの商用ソリューション「セカイカメラEx」のツールを利用する方法と、今回のAPIを活用する方法の2種類が用意されたことになる。また、ゼンリンデータコムの提供する地図ソリューション「e-map」の利用企業であれば、セカイカメラとの連携オプションを使って、セカイカメラ上にコンテンツを簡単に配信できる。

 気になるのは今後無償のAPIの提供があるのかだが、井口氏は「非商用のAPIの提供も同時に検討している」とコメント。「商用、非商用にかかわらず、拡張現実をさらに豊かにするためのパートナーを求めている。OpenAirはまだ始まったばかり。アイデアあふれる事業プランやコンテンツをご提案いただければ」と、参加を呼びかけた。

 イベント後半では、APIを利用した情報配信で先行的にパートナーシップを結んだ、ぐるなび、ネクスト、カカクコム、東急ハンズ、リクルートの取り組みが紹介されたほか、Webベースのメモ管理ツール「Evernote」を提供する米Evernoteとの連携を予定していることも明かされた。

 ぐるなびは約5万3000件の飲食店情報をエアタグ化し、配信を開始した。店のあるエリアにエアタグが浮かび、タップすれば写真やテキストで店の紹介や予算、クーポンの情報などが確認できるほか、URLをタップすれば、Webページに遷移して詳細をみることも可能だ。まずは最低限のオーソドックスな機能を実現した段階だが、「もっと楽しめることができるはず」と、企画に関わるぐるなびの吉田真由美氏(企画 Department 取締役企画部問長)は期待を寄せる。

 グルメ情報としてはリクルートの「FooMoo by HotPepper」の情報もセカイカメラで見られるようになる。こちらはラストオーダーの近い店舗の情報を表示しないようにするなど、利便性を高めるための工夫が凝らされている。「今の場所で、いらない情報は削って表示したいと思った。2次会に行こうと思ったとき、ラストオーダーが終わっていることが良くあるが、そういう時にセカイカメラを使うと便利なようにした」(リクルート 街の生活情報カンパニー 領域戦略部 集客戦略グループ ゼネラルマネージャー 渋谷昭範氏)

 さらに物件情報として、ネクストの「HOME'S」、カカクコムの「スマイティ」、リクルートの「SUUMO」の情報がエアタグになった。HOME'Sでは同サービスが有する物件情報の一部をエアタグ化。スマイティはすべての物件情報が正確な緯度経度を持っているため、正確な位置に情報が表示されるという。SUUMOは新築のマンションの情報をその場所に表示し、街で見かけた建設途中の物件の情報が分かるようになっている。

 店舗や物件の情報以外にも、面白い取り組みが紹介された。東急ハンズは、各店舗が扱うグッズの情報を“それを使う場所”にエアタグとして表示させる。例えば、公園にはフリスビーを、バーベキュー広場ならばダッチオーブンを表示するイメージだ。「家でダッチオーブンを見てもあまり気持ちは盛り上がらないかもしれないが、森の中で寒い思いをしている中なら“欲しいな”と思う」と東急ハンズの長谷川秀樹氏(IT物流企画部 部長)は話す。

 リクルートはHotPepperやSUUMOに加え、「カーセンサー」の中古車情報をエアタグとして配信を開始し、「じゃらん」の旅行情報も3月24日から配信予定と、4つのサービスをセカイカメラと連携させた。カーセンサーでは各中古車販売店舗の場所にエアタグが浮かび、内容を見るとその店舗で販売している中古車が写真付きで見られる。じゃらんは宿泊施設の空室情報をエアタグ化し、温泉や観光地の情報も順次提供していくという。さらに、じゃらんのキャラクター“にゃらん”のエアタグを「各観光地に1つずつ用意して、“にゃらんを探せ”といったものもやりたいと企画している」(渋谷氏)とのことで、実現すれば宝探しゲームの感覚でセカイカメラを使った旅行が楽しめるようになりそうだ。

 Evernoteとの連携は、今年後半の実現を目指して作業を進めており、Evernoteに保存した位置情報付きの写真を、エアタグとしてその場所に投稿できるようになるという。機能の詳細はまだ明らかになっていないが、米Evernoteのフィル?リービンCEOは、「Evernoteはこれまで自分1人に閉じたサービスとして展開してきたが、セカイカメラとの連携は自分の記憶を人とシェアできるようにする初の試みとなる」と説明した。

 モバイルARの多くがナビゲーション的なサービスとしてスタートした中、ユーザー参加型の“草の根AR”として注目を集めたセカイカメラだが、今後は企業による有用な情報、さらに“電脳キャラクター”のようなエンターテインメント性のあるサービスを盛り込んで付加価値の創出を図る。また、コンテンツが増加することでセカイカメラのAR空間では、処理速度の向上やフィルター機能の改善、情報の重み付けの仕組みがますます重要になっており、今後のバージョンアップではこうした機能が随時追加されていくはずだ。【山田祐介,プロモバ】

引用元:エターナルカオスNEO(NEO) 情報局

2011年3月3日木曜日

― アトラス,ゴンゾロッソの株式を取得,子会社化を発表

 10月29日,アトラスは,ゴンゾロッソの株式を取得し,連結子会社化することを発表した。

 ゴンゾロッソの親会社であるGDHの上場廃止に伴い,GDHからオンラインゲーム事業を切り離すことが発表されていたが,その際にゴンゾロッソを一時的に預かっていた中小企業振興ネットワークからアトラスに売却ということで落ち着いたようだ。
アラド rmt
 アトラスは,「真?女神転生IMAGINE」の共同開発をはじめ,オンラインゲームに力を入れている大手ゲームメーカーとしても知られている。RYL2の自社運営に乗り出していた時期もあったのだが,最近ではオンラインゲーム事業は系列会社であるシーアンドシーメディアを中心に展開していた。ゴンゾロッソを新たに取得したことにより,勢いのある2社を抱える一大
勢力として台頭してきそうである。



アトラスによるプレスリリース


http://www.atlus.co.jp/ir/news/pdf/1256812248.pdf



株式会社ゴンゾロッソの株式取得(子会社化)に関するお知らせ




当社は、平成21年10月29日開催の取締役会において、株式会社ゴンゾロッソの株式を取得し、子会社化することを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。







1.株式取得の理由

 当社は平成20年9月に策定した中期経営計画のもと、平成23年7月期までにアミューズメント関連資産を圧縮し、コンテンツ関連分野に積極投資を行うことにより、資産効率を重視した経営スタイルへと大幅な業態転換を図ることを目指して、着実に取り組みを進めてまいりました。

 その結果として、平成21年3月末をもって業務用ゲーム関連事業を廃止し、さらには、平成21年12月1日を効力発生日として、アミューズメント施設関連事業を分社化(新設分割)し、同日付けで新設会社株式の86%を譲渡する予定であります。従って、アミューズメント関連資産については、ほぼ資産圧縮が完了する計画となっております。

 一方、コンテンツ関連分野におきましては、家庭用ゲーム関連事業が事業の柱となっており、当事業では、家庭用ゲームソフトの企画?開発?製造?販売およびオンラインゲームの運営、ライセンス事業等を行っております。当分野においては、着実に成長を遂げており、今後も成長可能性の高い分野であるため、経営資源の再配分を進めております。

 その中でも、オンラインゲームの運営につきましては、連結子会社である株式会社シーアンドシーメディアが国内市場の運営を積極的に取り組んでおり、北米市場はAtlus U.S.A.,Inc.にて運営を行っております。

 今後オンラインゲーム市場のさらなる開拓と地域的拡大を図るべく、国内の運営事業と、当社が未開拓であり成長可能性の高いアジア圏の展開を進めている、株式会社ゴンゾロッソの株式を取得し、子会社化することにより、当社グループとしてさらなる成長が見込めることとなります。



2.異動の方法

 平成21年10月30日付で株式会社ゴンゾロッソの発行済み株式の54.6%を中小企業サービス機構株式会社より取得します。これにより、株式会社ゴンゾロッソは、当社の連結子会社となります。株式取得資金につきましては、自己資金にて予定しております。



引用元:エターナルカオスNEO(NEO) 情報局